たねから芽が出て、花が咲き、実をむすぶ――身近な植物には、理科のふしぎがいっぱいつまっています。植物のひみつにせまる3択クイズ全30問をお届けします!
教員歴13年・保育士免許を持つ3児の父で、クイズ歴34年の編集長です。理科の授業で植物を育てて観察すると、芽が出た朝の子どもたちの歓声は格別でした。最後のランク診断まで、ぜひ挑戦してください!
📌 このクイズについて
対象:小学生(理科の学習に)・親子で楽しみたい方・大人の学び直しにも
所要時間:約10〜15分
使えるシーン:学校や塾の理科の授業・家庭学習・夏休みの自由研究・親子の植物観察のおともに
こんな方におすすめ:植物のからだやはたらきをしっかり知りたい方、身近な植物のふしぎを楽しく学びたい方
プリントして使いたい方へ。全30問をA4サイズにまとめたPDF版をご用意しました。問題・選択肢・ヒント・答えだけのシンプルな構成なので、授業の小テストや家庭学習、夏休みの自由研究の配布資料にそのままお使いいただけます。
【植物クイズ 理科】初級編(Q1〜Q10)|からだのつくりと育ち
ここからは全30問の答えと解説をじっくり読めるモードです。気になる問題の「答え(ここをクリック)」を開いて、答えの理由や雑学を確かめましょう。授業やご家庭で読み上げる方は、教員メモもぜひご活用ください。
Q1. 多くの植物が、たねをまいてから最初に出すものは?
1 花
2 根
3 実
ヒント:水を吸うために、まず下にのびます
答え(ここをクリック)
答え:2 根
たねから最初に出るのは「根」です。根を出して水を吸い、つづいて芽(子葉)を地上に出して育っていきます。
Q2. 植物のからだで、土の中の水や養分を吸い上げる部分はどこ?
1 葉
2 花
3 根
ヒント:土の中にのびている部分です
答え(ここをクリック)
答え:3 根
水や養分を吸い上げるのは「根」です。吸い上げた水は、茎を通って葉まで運ばれます。
Q3. 植物が日光を受けて、自分で養分(でんぷん)を作るはたらきを何という?
1 光合成
2 蒸発
3 消化
ヒント:「光」を使って「合成」する、というはたらきです
答え(ここをクリック)
答え:1 光合成
植物が日光のエネルギーで養分を作るはたらきを「光合成(こうごうせい)」といいます。おもに葉で行われ、酸素も出します。
📝 【教員メモ】「植物のごはんはどこから来る?」と聞くと、子どもたちは『土から』『水から』と答えます。自分で日光から作っていると知ったときの驚きが、光合成という言葉をぐっと特別なものにしてくれます。
Q4. 光合成は、植物のおもにどの部分で行われる?
1 根
2 葉
3 たね
ヒント:緑色で、日光をよく受ける平たい部分です
答え(ここをクリック)
答え:2 葉
光合成はおもに「葉」で行われます。葉の緑色のもと(葉緑体)が日光を受けて、養分を作り出します。
Q5. 花が咲いたあと、めしべのもとがふくらんで何になる?
1 実(果実)
2 根
3 葉
ヒント:中にたねが入る部分になります
答え(ここをクリック)
答え:1 実(果実)
受粉のあと、めしべのもと(子房)がふくらんで「実(果実)」になります。その中に、次の世代となるたね(種子)ができます。
Q6. アサガオが花を咲かせ、つるをのばしてのびていく季節は?
1 夏
2 真冬
3 一年中変わらない
ヒント:朝に花が開く、夏休みの観察でおなじみの植物です
答え(ここをクリック)
答え:1 夏
アサガオは夏に花を咲かせる植物です。つるを支柱にまきつけてのび、朝に花を開いて昼にはしぼみます。
Q7. 多くの植物の葉が緑色に見えるのは、葉に何という色のもとがあるから?
1 クロロフィル(葉緑素)
2 インク
3 絵の具
ヒント:「葉緑素(ようりょくそ)」とも呼ばれます
答え(ここをクリック)
答え:1 クロロフィル(葉緑素)
葉が緑色に見えるのは、「クロロフィル(葉緑素)」という緑の色素があるためです。この色素が日光を受けて光合成を行います。
📝 【教員メモ】葉を白い紙の上でこすって緑色をつけてみせると、「葉の中に色がつまってる!」と歓声があがります。色のもとが光をうけて養分を作る――目に見える緑が、はたらきの話につながる瞬間です。
Q8. ヒマワリのように、子葉(ふたば)が2枚出る植物のなかまを何という?
1 単子葉類
2 双子葉類
3 羽子板類
ヒント:「双(ふた)つの子葉」という意味です
答え(ここをクリック)
答え:2 双子葉類
子葉が2枚出るなかまを「双子葉類(そうしようるい)」といいます。ヒマワリやアサガオが代表で、葉脈は網の目のように広がります。
Q9. イネやトウモロコシのように、子葉(芽)が1枚の植物のなかまを何という?
1 双子葉類
2 三葉虫類
3 単子葉類
ヒント:「単(ひと)つの子葉」という意味です
答え(ここをクリック)
答え:3 単子葉類
子葉が1枚のなかまを「単子葉類(たんしようるい)」といいます。イネやトウモロコシが代表で、葉脈は平行に走り、根はひげ根です。
Q10. サボテンのとげは、もともと植物のどの部分が変化したもの?
1 花
2 実
3 葉
ヒント:水を逃がさないよう、平たい部分が形を変えました
答え(ここをクリック)
答え:3 葉
サボテンのとげは、もともと「葉」が変化したものです。乾いた場所で水を逃がさないよう小さくとがり、緑の茎が光合成を担います。
📝 【教員メモ】「サボテンの葉はどこ?」と問うと、みんな緑の太い部分を指さします。あのトゲが葉だと知ると、『じゃあ緑のところは?』と次々に疑問がわく、探究心に火がつく問いです。
【植物クイズ 理科】中級編(Q11〜Q20)|花・実・はたらきのしくみ
Q11. 花のつくりで、いちばん外側にあって、つぼみを包んで守っている部分は?
1 がく
2 めしべ
3 花びら
ヒント:花が開く前、つぼみのいちばん外側にあります
答え(ここをクリック)
答え:1 がく
花のいちばん外側にあるのが「がく」です。外側から、がく→花びら→おしべ→めしべの順にならび、がくはつぼみを守る役目をします。
📝 【教員メモ】本物の花を分解させ、「外側から順に名前をつけよう」と促します。がく→花びら→おしべ→めしべと手で確かめると、図だけでは覚えにくい順番が、すっと頭に入ります。
Q12. おしべの先で作られる粉(花粉)が、めしべの先につくことを何という?
1 発芽
2 受粉
3 蒸散
ヒント:花粉が「受けわたされる」ことです
答え(ここをクリック)
答え:2 受粉
おしべの花粉がめしべの先(柱頭)につくことを「受粉(じゅふん)」といいます。受粉すると実ができ始め、中にたねができます。
Q13. 花から花へ花粉を運び、受粉を助けてくれる生き物の代表は?
1 ミミズ
2 モグラ
3 ミツバチなどの昆虫
ヒント:みつを吸いに花に集まる、はねのある生き物です
答え(ここをクリック)
答え:3 ミツバチなどの昆虫
ミツバチやチョウなどの昆虫は、みつを吸いに来たときに花粉を運び、受粉を助けます。風で花粉を運ぶ植物(風ばい花)もあります。
Q14. 葉の裏などにある、水蒸気や空気が出入りする小さな穴を何という?
1 気孔
2 毛穴
3 通気口
ヒント:「きこう」と読みます。とても小さな穴です
答え(ここをクリック)
答え:1 気孔
葉の表面(おもに裏)にある小さな穴を「気孔(きこう)」といいます。ここから水蒸気を出し(蒸散)、酸素や二酸化炭素も出入りします。
Q15. 根から吸った水が、葉の気孔から水蒸気となって出ていくことを何という?
1 光合成
2 蒸散
3 受粉
ヒント:水が「蒸発して散る」ようすです
答え(ここをクリック)
答え:2 蒸散
根から吸った水が葉の気孔から水蒸気となって出るはたらきを「蒸散(じょうさん)」といいます。これが、新しい水を根から吸い上げる力にもなります。
📝 【教員メモ】ふくろをかぶせた葉の内側がくもるのを見せると、「葉から水が出てる!」と子どもたちは目を丸くします。蒸散は、観察でいちばん『見えた!』の声があがる単元です。
Q16. 根から吸った水や養分が通る、植物の中の管を何という?
1 道管
2 師管
3 水道管
ヒント:水の「通り道」になる管です
答え(ここをクリック)
答え:1 道管
根からの水や養分が通る管を「道管(どうかん)」といいます。一方、葉で作った養分が通る管は「師管(しかん)」で、まとめて維管束と呼びます。
Q17. マツやスギのように、たねがむき出しになっている植物のなかまを何という?
1 被子植物
2 裸子植物
3 シダ植物
ヒント:たねが「はだか(裸)」のままできる、という意味です
答え(ここをクリック)
答え:2 裸子植物
たねが子房に包まれず、むき出しでできるなかまを「裸子植物(らししょくぶつ)」といいます。マツやスギ、イチョウが代表です。
Q18. シダ植物やコケ植物は、たねを作らずに何でなかまをふやす?
1 電気
2 音
3 胞子(ほうし)
ヒント:たねではなく、小さな粉のようなものでふえます
答え(ここをクリック)
答え:3 胞子(ほうし)
シダ植物やコケ植物はたねを作らず、「胞子(ほうし)」でなかまをふやします。葉の裏などにできる胞子が、しめった場所で育って広がります。
Q19. タマネギの、私たちがふだん食べている部分は、植物のどこ?
1 根
2 葉
3 花
ヒント:茎のまわりに重なってできた、白い部分です
答え(ここをクリック)
答え:2 葉
タマネギの食べる部分は「葉」です。地下の短い茎のまわりに、養分をたくわえた葉(りん葉)が重なってできています。
📝 【教員メモ】「タマネギは根?葉?」と聞くと、ほぼ全員が『根』と答えます。あの白い層が葉だと知ったときの『ええっ』が、身近な野菜を理科の目で見直すきっかけになります。
Q20. ハエなどの虫をつかまえて栄養にする、ふしぎな植物を何という?
1 やさい
2 くだもの
3 食虫植物
ヒント:虫をとらえる、ハエトリソウなどのなかまです
答え(ここをクリック)
答え:3 食虫植物
虫をつかまえて栄養にする植物を「食虫植物(しょくちゅうしょくぶつ)」といいます。ハエトリソウやウツボカズラが有名で、栄養の少ない土地で生きるための工夫です。
【植物クイズ 理科】上級編(Q21〜Q30)|数字とおどろきの生態
Q21. 私たちがイチゴで食べている赤い部分は、もともと植物のどこがふくらんだもの?
1 花たく(花のつけね)
2 葉
3 根
ヒント:めしべのもとではなく、花を支えていた台の部分です
答え(ここをクリック)
答え:1 花たく(花のつけね)
イチゴの赤い部分は、花を支える「花たく(花托)」がふくらんだものです。表面のつぶつぶこそが本当の果実で、その中にたねが入っています。
📝 【教員メモ】「イチゴのたねはどこ?」と問うと、みんな赤い実の中を想像します。表面のつぶつぶが果実でたねはその中、と教えると、食卓のイチゴがちょっとした観察対象に変わります。
Q22. ジャガイモとサツマイモ。「茎」を食べているのはどっち?
1 サツマイモ
2 ジャガイモ
3 どちらも根
ヒント:表面に「芽」が出るほう、つるつるしたほうです
答え(ここをクリック)
答え:2 ジャガイモ
「茎」を食べているのはジャガイモ(地下茎)です。サツマイモは「根」がふくらんだもの。同じイモでも食べている部分がちがいます。
Q23. 発芽(芽が出ること)に、ふつう必要ないものは次のうちどれ?
1 水
2 適切な温度
3 光
ヒント:多くのたねは、暗くても芽を出せます
答え(ここをクリック)
答え:3 光
多くのたねの発芽に必要なのは「水・空気(酸素)・適切な温度」の3つで、光はふつう必要ありません。発芽後の成長には光が欠かせなくなります。
📝 【教員メモ】「たねが芽を出すのに、光はいる?いらない?」で挙手させると、毎回きれいに割れます。多くは光がなくても発芽すると実験で確かめると、思いこみを見直す力が育ちます。
Q24. 植物の肥料で「三大要素」と呼ばれる、特に大切な3つの成分は?
1 窒素・リン・カリウム
2 金・銀・銅
3 塩・砂糖・酢
ヒント:「葉肥・実肥・根肥」とも呼ばれる成分です
答え(ここをクリック)
答え:1 窒素・リン・カリウム
肥料の三大要素は「窒素(ちっそ)・リン酸・カリウム」です。窒素は葉、リン酸は花や実、カリウムは根の成長をそれぞれ助けます。
Q25. 世界でいちばん大きな花を咲かせるといわれる植物は?
1 タンポポ
2 ラフレシア
3 スミレ
ヒント:直径1メートル近くにもなる、東南アジアの花です
答え(ここをクリック)
答え:2 ラフレシア
世界最大級の花を咲かせるのは「ラフレシア」です。直径1メートル近くにもなり、虫を呼ぶために強いにおいを放つことで知られます。
Q26. 秋に葉が色づく「紅葉(こうよう)」。葉が赤くなるのは、葉の中で何が起こるから?
1 緑の色素がふえる
2 赤い色素ができる
3 金ぱくがつく
ヒント:緑の色素がこわれたあと、新しい色素ができます
答え(ここをクリック)
答え:2 赤い色素ができる
秋になると葉の緑の色素(クロロフィル)がこわれ、かわりに赤い色素(アントシアニン)が作られて紅葉します。黄色はもとからある色素が表れたものです。
Q27. タケ(竹)は、木と草のどちらに近い植物?
1 大きな木の一種
2 花のさかない海そう
3 イネに近い草の一種
ヒント:ごはんのお米と同じ「イネ科」の植物です
答え(ここをクリック)
答え:3 イネに近い草の一種
タケはイネ科の植物で、分類上は草に近い植物です。木のようにかたくのびますが、年輪を作る木とはちがう成長をします。
Q28. ソメイヨシノ(桜)が、いっせいに咲いていっせいに散るのはなぜ?
1 全国の木がほぼ同じ性質のクローンだから
2 木どうしが相談するから
3 花が一つしかないから
ヒント:もとは1本の木からふやされた、そっくりな木だからです
答え(ここをクリック)
答え:1 全国の木がほぼ同じ性質のクローンだから
ソメイヨシノは、もとの木を接ぎ木などでふやした「クローン」で、全国の木がほぼ同じ性質を持ちます。そのため気温の条件がそろうと、いっせいに咲きます。
📝 【教員メモ】「どうして桜はいっせいに咲くの?」と問うと、ロマンチックな答えが続きます。同じクローンだから、と科学的に種あかしをすると、毎年の開花がちがって見えてくる子がいます。
Q29. マメ科の植物が、やせた土地でもよく育つのを助けている、根にすむ生き物は?
1 ミミズ
2 モグラ
3 根粒菌(こんりゅうきん)
ヒント:根のこぶの中にすみ、空気中の窒素を取りこみます
答え(ここをクリック)
答え:3 根粒菌(こんりゅうきん)
マメ科の根のこぶ(根粒)には「根粒菌(こんりゅうきん)」がすみ、空気中の窒素を植物が使える形に変えます。おかげでやせた土地でもよく育ちます。
Q30. 植物が光合成をするとき、養分(でんぷん)のほかに何を出す?
1 二酸化炭素
2 ちっそ
3 酸素
ヒント:わたしたち動物が、呼吸で取り入れている気体です
答え(ここをクリック)
答え:3 酸素
光合成では、二酸化炭素と水を材料に養分(でんぷん)を作り、同時に「酸素」を出します。植物のこのはたらきが、地球上の生き物の酸素を支えています。
【植物クイズ 理科】あなたは何問正解できた?4段階ランク診断
🏆 ランク判定
🌱 0〜10問:ふたばみならいさん 植物のせかい、これから一緒に学んでいきましょう。
🌿 11〜20問:はっぱ研究員さん 基本はバッチリ。もう一歩で植物ツウです。
🌸 21〜29問:花まる博士のたまご お見事。かなりくわしいですね。
👑 30問:植物はかせ王 全問正解、あっぱれ。あなたは植物マスターです。
たね、根、葉、花、実――植物のからだは、生きるための知恵にあふれています。学んだことを手がかりに、庭や公園、ベランダの植物をじっくり観察してみてください。プリント版を持って、夏休みの自由研究や親子の植物さがしに出かけるのもおすすめです。
