11月11日は「介護の日」。介護の知識は、いざというとき自分や大切な人を守る力になります。介護保険のしくみから声かけ・ケアの基本まで、知っておきたい3択クイズ全30問をお届けします!
教員歴13年・保育士免許・FP2級を持つ3児の父で、クイズ歴34年の編集長です。FPの学びで介護保険にふれ、子育てと親の介護は地続きだと実感しました。最後のランク診断まで、ぜひ挑戦してください!
📌 このクイズについて
対象:介護を学びたい大人の方(ご家族・介護職を目指す方・新人職員・施設レクにも)
所要時間:約10〜15分
使えるシーン:介護の学び直し・新人研修・家族での予習・施設レクのクイズ・資格学習のウォームアップに
こんな方におすすめ:介護の基本を楽しく確認したい方、ご家族の介護に備えたい方、レクのネタを探している方
📄 印刷して使えるPDF版もご用意しました。全30問の問題・ヒント・答え・解説をA4にまとめています。施設のレクや研修、ご家庭での予習に、紙でもどうぞお使いください。
【介護クイズ】初級編(Q1〜Q10)|サービスと介助の基本
ここからは全30問の答えと解説をじっくり読めるモードです。気になる問題の「答え(ここをクリック)」を開いて、答えの理由や豆知識を確かめましょう。研修やご家庭で読み上げる方は、教員メモもぜひご活用ください。
Q1. 介護保険サービスを使うために、まず市区町村に申請して受けるものは?
1 要介護認定
2 健康診断
3 入学試験
ヒント:「どれくらい介護が必要か」を判定するもの
答え(ここをクリック)
答え:1 要介護認定
介護保険は「まず申請」から。市区町村に申請し、訪問調査と審査を経て、要支援1・2や要介護1〜5の区分が決まります。
📝 【教員メモ】FP2級の勉強で介護保険を学んだとき、「まず申請」という最初の一歩を知らない方が多いと感じました。ご家族で話すときも、この一言から始めると進めやすいです。
Q2. 介護保険で原則として誰でもサービスを受けられるようになるのは何歳から?
1 75歳
2 65歳
3 100歳
ヒント:多くの人が「高齢者」と呼ばれ始める年齢
答え(ここをクリック)
答え:2 65歳
65歳以上の第1号被保険者は、原因を問わず要介護認定を受ければ利用できます。40〜64歳でも、特定の病気が原因なら対象になります。
Q3. ベッドから車いすへ移るのを助けることを何という?
1 移動販売
2 移送介助
3 移乗介助
ヒント:乗り移りを助けること
答え(ここをクリック)
答え:3 移乗介助
ベッドから車いすなど、別の場所へ「乗り移る」のを支えるのが移乗介助。介護でとても多い場面です。
Q4. 食事の介助で、誤って食べ物が気管に入ってしまうことを何という?
1 誤飲(ごいん)
2 誤嚥(ごえん)
3 誤解
ヒント:「ごえん」と読みます
答え(ここをクリック)
答え:2 誤嚥(ごえん)
誤嚥は食べ物や唾液が気管に入ること。誤嚥性肺炎の原因にもなるため、姿勢やとろみで予防します。
Q5. 入浴介助の前に必ず確認したほうがよいものは?
1 その日の体温・血圧などの体調
2 お湯の色
3 テレビ番組表
ヒント:体に負担がかかるので、まず本人の状態を見る
答え(ここをクリック)
答え:1 その日の体温・血圧などの体調
入浴は体に大きな負担がかかります。体温・血圧・顔色などをまず確認するのが基本です。
📝 【教員メモ】保育の現場でも、プール前には必ず体温を測りました。「活動の前に体調を確かめる」のは、子どもでも高齢者でも変わらない基本だと実感しています。
Q6. 排泄(はいせつ)の介助でいちばん大切にしたいことは?
1 大きな声で実況すること
2 とにかく急いで終わらせること
3 本人の自尊心・プライバシーを守ること
ヒント:恥ずかしい気持ちに配慮する
答え(ここをクリック)
答え:3 本人の自尊心・プライバシーを守ること
排泄介助では、声かけやカーテン・タオルでのプライバシー配慮が欠かせません。自尊心を守る関わりが何より大切です。
Q7. 高齢者に話しかけるとき、基本として良いとされるのは?
1 後ろから小声で話す
2 正面からゆっくり、はっきり話す
3 早口でたくさん話す
ヒント:顔が見えると安心する
答え(ここをクリック)
答え:2 正面からゆっくり、はっきり話す
正面からゆっくり、はっきり話すと、表情も見えて安心感が生まれ、聞き取りやすくなります。
Q8. 在宅介護で、自宅に来てもらって入浴や食事を助けてもらうサービスは?
1 訪問介護(ホームヘルプ)
2 通信販売
3 出前授業
ヒント:ヘルパーさんが「訪ねて」くる
答え(ここをクリック)
答え:1 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)は、ヘルパーが自宅を訪れて食事・入浴などの身体介護や生活援助を行うサービスです。
Q9. 日帰りで施設に通い、入浴・食事・レクなどを受けるサービスは?
1 通信教育
2 ナイトツアー
3 デイサービス(通所介護)
ヒント:「日中だけ」通う
答え(ここをクリック)
答え:3 デイサービス(通所介護)
デイサービス(通所介護)は日帰りで通うサービス。入浴・食事・機能訓練・レクなどで、心身の活性化にもつながります。
📝 【教員メモ】授業で福祉を扱うとき、「デイ=day=日中だけ通う」と英語で結びつけると、生徒がすっと覚えてくれました。言葉の由来をひと言添えると記憶に残ります。
Q10. 介護する家族の負担を軽くするため、一時的に施設で預かるサービスは?
1 ロングバケーション
2 ショートステイ(短期入所)
3 タイムカプセル
ヒント:「短い」お泊まり
答え(ここをクリック)
答え:2 ショートステイ(短期入所)
ショートステイ(短期入所)は短期間の宿泊サービス。介護する家族の休息(レスパイトケア)としても役立ちます。
【介護クイズ】中級編(Q11〜Q20)|ケアの技術と認知症の知識
Q11. 介護者の腰を守るため、てこの原理や体の使い方を活かす技術を何という?
1 ボディメカニクス
2 ボディビル
3 ボディソープ
ヒント:体の力学のこと
答え(ここをクリック)
答え:1 ボディメカニクス
ボディメカニクスは、てこの原理や重心の使い方を活かして体への負担を減らす技術。腰痛予防の基本です。
Q12. 移乗介助で介護者の腰を痛めにくいのはどれ?
1 ひざを伸ばし腰だけ曲げる
2 つま先立ちで持ち上げる
3 ひざを曲げて重心を低くする
ヒント:重心を下げると安定する
答え(ここをクリック)
答え:3 ひざを曲げて重心を低くする
ひざを曲げて重心を低くし、利用者に近づくのがコツ。腰だけで持ち上げると腰を痛めやすくなります。
Q13. 日本でもっとも多いとされる認知症のタイプは?
1 季節型
2 アルツハイマー型
3 ビタミン型
ヒント:記憶障害から始まることが多い
答え(ここをクリック)
答え:2 アルツハイマー型
アルツハイマー型は日本で最も多い認知症。記憶障害から進むことが多く、種類を知ると関わり方の理解が深まります。
📝 【教員メモ】「認知症はどれも同じ」と思われがちですが、タイプがあると知るだけで関わり方への関心がぐっと深まります。違いを知ることが理解の入り口です。
Q14. 認知症の方への対応として、基本的に避けたいのはどれ?
1 頭ごなしに否定して叱る
2 笑顔でうなずいて聞く
3 ゆっくり話を聞く
ヒント:不安を強めてしまう関わり方
答え(ここをクリック)
答え:1 頭ごなしに否定して叱る
否定や叱責は不安と混乱を強めます。まずは受け止め、ゆっくり話を聞く落ち着いた関わりが大切です。
Q15. 口の中を清潔に保ち、誤嚥性肺炎の予防にもなるケアは?
1 ガーデニング
2 アロマケア
3 口腔(こうくう)ケア
ヒント:歯みがきやうがいを含む
答え(ここをクリック)
答え:3 口腔(こうくう)ケア
口腔ケアは口の中を清潔に保つケア。誤嚥性肺炎の予防や、食べる楽しみを保つことにもつながります。
Q16. 長く寝たきりなどで皮膚が圧迫され続けてできる傷を何という?
1 寝坊
2 床ずれ(褥瘡・じょくそう)
3 寝言
ヒント:同じ場所が圧迫されてできる
答え(ここをクリック)
答え:2 床ずれ(褥瘡・じょくそう)
床ずれ(褥瘡)は、同じ部位が圧迫され続けて起こる傷。体位変換や寝具の工夫で予防します。
📝 【教員メモ】子どもに体のしくみを教えるとき、「ずっと同じ姿勢だと血が通いにくいよ」と話します。床ずれの理由も同じで、身近な例えにすると伝わりやすいです。
Q17. 床ずれを防ぐために、定期的に行うとよいのは?
1 部屋の模様替え
2 カレンダーめくり
3 体の向きを変える体位変換
ヒント:「体の向き」を変える
答え(ここをクリック)
答え:3 体の向きを変える体位変換
体位変換はおおむね2時間を目安に。向きを変えて圧迫を分散させることが、床ずれ予防の基本です。
Q18. 介護保険サービスの利用計画(ケアプラン)を作る専門職は?
1 ケアマネジャー(介護支援専門員)
2 カーナビ
3 マネキン
ヒント:ケアを「マネジメント」する人
答え(ここをクリック)
答え:1 ケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、本人や家族の希望を聞いてケアプランを作り、サービスを調整する専門職です。
Q19. 食事のとき、誤嚥を防ぐために良い姿勢はどれ?
1 あごを上げて天井を見る
2 寝たまま食べる
3 あごを軽く引いた座位
ヒント:あごを引くと飲み込みやすい
答え(ここをクリック)
答え:3 あごを軽く引いた座位
あごを軽く引いた座位が安全。あごが上がると気管に入りやすく、誤嚥の危険が高まります。
📝 【教員メモ】給食指導でも「あごを引いて食べようね」と声をかけていました。飲み込みの安全は年齢を問わず大切で、同じ言葉が介護の場でも活きてきます。
Q20. 介護現場で「ADL」と略されるのは何のこと?
1 アニメ・ドラマ・ライブ
2 日常生活動作(食事・排泄・入浴など)
3 朝・昼・夜
ヒント:Activities of Daily Living の略
答え(ここをクリック)
答え:2 日常生活動作(食事・排泄・入浴など)
ADLはActivities of Daily Livingの略で「日常生活動作」。食事・排泄・入浴・移動など、毎日の基本動作を指します。
【介護クイズ】上級編(Q21〜Q30)|制度・数字・専門用語
Q21. 日本で介護保険制度がスタートしたのは西暦何年?
1 2000年
2 1990年
3 1980年
ヒント:21世紀の始まりの年
答え(ここをクリック)
答え:1 2000年
介護保険制度は2000年(平成12年)4月にスタート。社会全体で介護を支えるしくみとして始まりました。
Q22. 11月11日は、厚生労働省が定める何の日?
1 介護ロボットの日
2 介護休暇の日
3 介護の日
ヒント:「いい日、いい日」の語呂
答え(ここをクリック)
答え:3 介護の日
11月11日は「介護の日」。2008年に制定され、「いい日、いい日、毎日 あったか介護ありがとう」が標語です。
📝 【教員メモ】記念日は語呂で覚えると忘れません。「いい日(11)・いい日(11)」と読めば、子どもでも11月11日とすぐ結びつけてくれました。
Q23. 要介護度のうち「要介護」は、いくつの段階に分かれている?
1 1段階だけ
2 要介護1〜5の5段階
3 10段階
ヒント:「要介護◯」は1から
答え(ここをクリック)
答え:2 要介護1〜5の5段階
「要介護」は1〜5の5段階。これに「要支援」1・2を加えた区分で、必要な介護の度合いを表します。
Q24. 認知症の方が、夕方になると落ち着かなくなる状態を何と呼ぶ?
1 朝礼症候群
2 週末症候群
3 夕暮れ症候群
ヒント:「夕方」に強まる
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答え:3 夕暮れ症候群
夕暮れ症候群は、夕方になると不安や落ち着きのなさが強まる状態。照明や生活リズムの工夫で和らぎます。
Q25. 飲み込む力が弱った方の食事で、飲み物に「とろみ」をつける目的は?
1 むせ(誤嚥)を防ぎやすくするため
2 量を増やすため
3 見た目を派手にするため
ヒント:さらさらの水分はむせやすい
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答え:1 むせ(誤嚥)を防ぎやすくするため
とろみをつけると水分の流れがゆっくりになり、むせ(誤嚥)を防ぎやすくなります。さらさらの水分は、意外とむせやすいのです。
📝 【教員メモ】3児の父として、赤ちゃんの飲み込みととろみの関係を見てきました。飲み込む力に合わせて形を変える工夫は、子育てと介護で驚くほど共通しています。
Q26. 介護の世界で「QOL」とは何を指す言葉?
1 数量計算
2 生活の質(Quality of Life)
3 質問リスト
ヒント:「暮らしの質」のこと
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答え:2 生活の質(Quality of Life)
QOLはQuality of Life=生活の質。長さだけでなく「その人らしい満足のいく毎日」を大切にする考え方です。
Q27. 利用者の自立を促す「自立支援」で大切な考え方はどれ?
1 できることまで全部やってあげる
2 本人には何もさせない
3 できることは本人にしてもらう
ヒント:「やってあげすぎ」も自立を妨げる
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答え:3 できることは本人にしてもらう
自立支援では「できることは本人に」が基本。やってあげすぎは、かえって本人の力を奪ってしまいます。
Q28. 「介護福祉士」は、国家資格・民間資格のどちら?
1 国家資格
2 民間資格
3 資格ではない
ヒント:国が認める専門資格
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答え:1 国家資格
介護福祉士は国家資格。介護の専門職としての知識・技術を国が認める資格で、現場での信頼の証です。
📝 【教員メモ】進路指導で福祉を志す生徒には、「国家資格」という重みをよく伝えました。資格の位置づけを知ると、仕事への見方が前向きに変わるようです。
Q29. 入浴や排泄などを直接助ける介助を、掃除・調理などの「生活援助」に対して何という?
1 頭脳介護
2 身体介護
3 遠隔介護
ヒント:「体」に直接ふれる介助
答え(ここをクリック)
答え:2 身体介護
体に直接かかわるのが身体介護、掃除・調理などは生活援助。訪問介護は、この2つに分かれています。
Q30. 「スライディングシート」など、移乗を楽にする福祉用具の主な目的は?
1 介護者と利用者の双方の負担を減らすため
2 体重を量るため
3 部屋を飾るため
ヒント:「楽に・安全に」移るための福祉用具
答え(ここをクリック)
答え:1 介護者と利用者の双方の負担を減らすため
スライディングシートなどの福祉用具は摩擦を減らし、少ない力で安全に移乗するためのもの。利用者と介護者、双方の負担を軽くします。
【介護クイズ】あなたは何問正解できた?4段階ランク診断
🏅 4段階ランク診断
🌱 0〜10問:介護はじめの一歩さん(これから一緒に学んでいきましょう)
🤝 11〜20問:やさしい支え手さん(基本がしっかり身についています)
💐 21〜29問:頼れる介護パートナーさん(知識も心配りも一流です)
👑 30問:介護マイスター(全問正解!現場でも頼られる存在です)
介護の知識は、知っているだけで「もしも」のときの安心につながります。今日おぼえたことを、ご家族や職場の仲間ともぜひ分かち合ってください。プリントして繰り返せば、自然と身についていきますよ。
